MEMBER先輩社員(営業)

サードウェーブグループの実施の業務内容ややりがいについて、社員の声をご紹介します。
グループの強みを活かしたり、仕事を通じて、成長している社員の声をお聞きください。

小熊 慶介 営業/2013年入社 小熊 慶介 営業/2013年入社

8,000台のGALLERIAを2ヶ月で納品「お取引先様の一員になった想いで」

小熊さんは新卒で入社して8年目を迎えますが、今はどのような仕事をしていますか。

法人営業部に所属して、パソコンの提案営業をしています。 一時期は小型デバイス(タブレットやDiginnos CAN PC…缶のようなフォルムのパソコン など)の営業担当をしており今は、当社の主力ブランド製品“GALLERIA”をメインに販売する部門におり、国内大手ネットカフェ様に、当社のパソコンをご利用いただけるよう、提案営業を行ってきました。 結果大手複合カフェ様よりご注文いただき「8,000台のGALLERIA」を、「2ヶ月間という短納期で納品する」仕事に携わってきました。

8,000台!! ものすごい数ですね。どのように仕事を進めていったのですか。

もちろん私一人ではこんなに大きな仕事はできませんので、サードウェーブならびにグループ各社の協力も得て一丸となって取り組みました。
当時はこの短い期間で8,000台納品する事には懐疑的な方もおり、通常のご注文もいただく中で、どう体制を構築するかが課題でした。 一番大変だったのは製造現場だったと思います。 通常の製造ラインとは別に特別製造ラインを作り、毎日フル稼働でPC製作が行われ、倉庫は製品であふれ、あわや食堂にも保管をしなければならないくらい、大量に作りました。 それでなんとか納品できた時には、大きな達成感を感じたのを覚えています。
しかし、まれにみる大口案件だけに、課題は多く発生しました。 「あれができない」「これはそうなっている」「箱がない」「こっちの店舗には、こっちのモデルを納品する予定だった」など、トラブルや問い合わせの毎日でした。 電話が鳴りっぱなしで、問い合わせ内容はどれもすぐに対応しないといけないものばかりでした。 当初は正直参ってしまった事もありましたが、そのような状況の中で、1つ1つ対応するうちに、いつからかこうした問い合わせを楽しめる自分がいる事に気付き始めました。 気持ちを切り替え、逆に楽しむようになりました。 毎日何かが起きるので「さて、今日は何が起きますかね!」と言葉にして、課題や問題、トラブルに対して前向きに取組み、解決している自分がいました。

お客様との対応や調整、また当社綾瀬事業所(パソコン製造現場)とのやりとりは大変だったのでしょう。

はい、とても。毎週2日間は綾瀬事業所に行き、さらに納入先会社も回っていました。
サードウェーブ史上、最大規模の納品をやり遂げた今は、次なる目標として次年度も当社のパソコンをご利用いただけるよう案件獲得のための営業活動を行っています。
企業様が当社のパソコンに何を求めるか(性能、使いやすさ、短納期、フォロー体制など)を理解し、より確実にご提案できるよう、これまで以上に多くの事をヒアリングしています。 そのためには、私自身がお客様企業様で働く社員の一員になったつもりで考えていく事が大事だと考えています。

(今もそうかもしれませんが)激動の年でしたね。

そうですね。 自分自身こうなるとは思ってもいませんでした。 この仕事を通じて感じられた事は、営業の仕事とはただ表面的に提案して終わりではなく、営業先の企業様が、私たちのパソコンを使って真に良くなっていく事を本気で考え、取り組めるかが重要だという事です。 この会社(営業先企業様)はどうしていくべきか!それに対して弊社でどう貢献できるか!と強く思えるようになった事が、私自身の大きな成長だと感じています。「ヒアリング力」だとか「信頼関係構築力」などテクニック的な話ではなく、真にお客様の利益に貢献できるか、役に立てるかを意識し、追求できるようになりました。
そうした考えを持つと、自然とPC販売だけでなく、PCに付随する新しい他の事はできないかとか、ネットカフェ様で使われるシステムやもっと別のお困り事など、【すべて】私たちでお手伝いできないかなどを、自然に考えられるようになりました。

営業活動における小熊さんの強い想いを感じますね。

まだまだ私自身、もっと色々やれる事があると思っています。 でもそうした行動などを上司が見ていてくださり、「小熊さんがんばっているね!」と言われると嬉しいですね。 そうして、よりお客様視点でお話ができるようになれたらと思っています。 今回の大型案件が私のターニングポイントになりました。 とても大変でしたが、やればなんとかなるものなのだなと感じました。

営業の仕事って面白いですね!

パソコンを利用されている会社様はすべて、私たちのお客様ですからね。 各大学様、教育機関様、化粧品メーカー様、ゲームメーカー様など、様々な分野で私たちのパソコンが使われ、広がっていく事は嬉しいですね。 会社(法人)様の数だけ、私たちの提案先はあるのだなと感じます。

小熊さんが営業活動で大切にしている事は、どのような事ですか。

企業様にとって良い事は何かを常に考えて【働く】事が重要だと思っています。 ただし企業様の事だけ考えていると、自然と利益度外視の考え方になり、当社への貢献ができない場面も出てきます。 それは必ずしも相手にとっても良い事ではありません。 バランスを考えて、お互いがより良い関係、つまりWin-Winの関係を作りだす事を心がけて仕事をしています。 先方の担当者様とお話する際には、「私は御社の一員なんです!」という思いで対応します。 そうすると、自然と打ち解けて話をする事ができます。 具体的に言うと、当社で「うちの会社」とか「お店は」と言うと、サードウェーブやドスパラの事を指しますが、当社の製品をご利用くださっているお客様や、営業させていただく会社様へうかがって「うちの会社は」という表現をする時は、先方の会社の立場から話をするようにしています。 すると担当者様も、「あれ?この人、うちの社員のようだな」と感じてくださり、お困り事やどうしたいかなど、【真の話】をする事ができるようになります。 表面的な話ではないので、こちらもどうにか解決できないかと、真剣さや使命感が湧いてきますね。

インタビュー風景

今後の目標は何ですか。

現在取り組んでいる新規案件を獲得する事が何よりも目標です。
それと、私のところに新たな後輩が入ってくるため【教える】という仕事が始まります。
以前まで【教える】ことは苦手でしたが、これまで何人もの後輩と接する経験を積んできたことによって苦手ではなくなってきました。
また、当社はこれまで一般のお客様、つまりコンシューマーと呼ばれるお客様に支えられ成長してきました。これからは法人様を相手に他企業様と競争していかなければなりません。 法人様に対してどうしていくのかを【考え】【実行】して行きます。 そしてチーム、部門、会社全体で、法人様に対してアプローチできるようにしていきたいと思っています。
そのためには、部内をはじめ、多くの関係者の協力が必要になってきます。大きなところでは、工場(製造現場)です。 製造現場ではコンシューマー向けの工程で日々効率的な製造に取り組んでいます。 これは決まった流れややり方があるためにできる事です。 ただ、法人様の案件というのは、イレギュラーな対応もあり、工場の人に「面倒だ、大変だ」と思われる事なく、なるべく負担なく対応してもらえるような環境を考えていきたいです。
法人案件はある意味、今後会社を大きく成長させる分野だと思っています。 なぜならパソコン業界ではコンシューマー向けPCは年々横ばいの成長率なのですが、法人分野では毎年5%ずつ伸びていく指標が出ているからです。さらに直近では在宅ワークを推奨される法人様も増え、会社全体でも今、法人様へ注力していこうという動きがあります。 より大きな目標や売上を目指す事で、グループ全体が法人への意識を高めていく事ができると思います。そこを浸透させていきたいですね。
初めてやる事や、新しい取組みは、どうしていいのか分からず、手探りの状態でもあると思いますが、先輩や後輩たちと一緒にやっていきたいです。

仕事はチームで行っているのですか。

今は上司と二人三脚で動いています。PCの仕様や調達の調整は他のチームが担当しており、そこと連携します。 大きな案件においては、別途提案チームが結成され、メンバーには、役員の方も参画していましたので、とても貴重な体験でした。

大型案件の時はプレッシャーを感じますか。

どのような案件でもプレッシャーは感じますね。 営業ですので数字はとても重要です。 私の部署でも年間、億単位のお取引目標があります。
小さなところから大きなところまで案件を進めていかなければなりません。 大切なお客様の期待にお応えできなければ、数字的にも大きなショートになります。
社内だけではなく、当社を好意的に思ってくださる企業様や、信頼してくださるお取引先様からの期待もありますので、そういう意味でもプレッシャーや責任は感じますね。

嬉しかった出来事は何ですか。

当社とのお取引が決まった時や契約がまとまった時はいつも嬉しいですね。 「うちの商品が認められた!信頼された!」って思いますね。 それが次の提案への自信にもつながります。 また、先日当社のパソコンをご購入いただいた企業様のホームページで、「(当社の製品)GALLERIAを使っています!」と紹介されていた時は、とても嬉しかったですね!

新入社員時代から、大きく成長できたところは何ですか。

怒涛の新人時代を経験してきた中、会社から大きな案件を任せていただいた事で、多くの面で成長できたと感じています。 アバウトな表現かもしれませんが、「営業とは何ぞや」「営業力って何だ」という事を少しだけですが、分かるようになったと思います。 そして色々やっていく中で、お客様とよりよい関係性を持てるようになる事、積極的に関わる事などを少しずつ学び、実践していきました。 お客様は色々な立場で、色々な事をおっしゃいます。それに対してどう接していくのかが重要です。
時には製品を納品する最初の1店舗目に立ち会ったり、モニタが映らなくなったと連絡があった時はモニタメーカー様と一緒に向かって解決したり、営業担当とお客様(個人)との関係性を学べた事が、ここ数年で大きく成長できたのだと思います。 新入社員時代は、これらの事は、話には聞いていましたが、全く分かりませんでした。実際に経験する事により成長していることを大いに実感しています。

「営業力」には、どのような要素があるのでしょうか。

営業力の要素の1つは、当たり前の事が当たり前にできるところだと思います。 朝の身だしなみからはじまり、ビジネスマナー、お客様との会話、ヒアリングの質、どこまで期待されているのか、どういった【答え】が受け入れられるのかを考える事などです。 提案している担当者様の後ろには、他の人がいる事を常に意識しています。後ろにいらっしゃる方とは、決裁をする方や部門長、社長などです。
それから、他の人の協力をいただける環境を作る事も重要な要素だと思います。 つまり自分だけ、という考え方は極力抑えるという事でしょうか。 たとえば、自分が早く仕事が終わった時には、「何かお手伝いする事はありますか」と言ってみるとか。 できるかどうかわからないですけど、そうする事で、色々な方と話をするようになったり、仲良くなったり、色々な話を聞けたりするようになるのだと思います。 そうした積み重ねで信頼関係ができ、いざという時には協力していただける関係になれるのだと思います。 またこれは提案先企業様にも言える事です。 なんというか、「この人なら話しをしても良い」というところに行き着くという事ですかね。 営業の仕事って、そこからがスタートなのだと思います。

2022

サードウェーブで働いてみて、改めて感じた「魅力」はありますか?

短期間のうちに8,000台ものパソコンを作れる力があるところです。 国内でもこれだけの規模のパソコンを作れる工場はそうはありません。 特別な製造ラインを組める事。皆さんの協力があるからこそできた事。 大変でしたが、それができるサードウェーブグループが、大きな魅力の1つですね。

これからも大きく変化していくIT社会で、サードウェーブの役割はどのような事だと思いますか。

当社の強みは、ゲームPCやハイスペックPCだと思います。 また、パソコンパーツを入れ替えたりできる汎用性も強みですね。 それらを活かしつつさらに、グループ会社のサードウェーブソリューションズ(システム開発会社)と協力し、これまでの「モノづくり」や「アプリケーション開発」だけでなく、これらを織り交ぜた「当グループであれば、こういう新しい事ができますよ!」という複合提案ができるようになります。 さらに今後eスポーツがオリンピック競技(2022年にeスポーツがアジア競技大会で公式種目になる)になれば、世界中の注目が集まる中、私たちがオリンピック(公式スポーツ)競技を支える役割を担っていくと考えます。

忙しい営業職の方の、休日の過し方や趣味などを教えてください。

フットサルや、映画、買い物、読書等をしています。 先日はフットサルの大会で優勝しました!

最後に、当社の採用試験に臨まれる学生の皆さんへエールをお願いします。

就職活動は、自分自身を見つめ直す良いきっかけです。 何ができる、何ができない、何が好き、何が嫌いなのかを、じっくり考えてみてください。 そうして、やりたいと思った事に対しては、自分を信じて頑張ってもらいたいですね。 最後は自分が決める事ですから。【会社に入社する】事って【結婚する】感覚に近いと言われたりもします。 素晴らしい会社に入社したとしても「合う」・「合わない」が出てくると思います。 自分を見つめ直し、その上で入社してもらえると嬉しいですね。 そしてサードウェーブでは、自ら考え、行動できる人にとって大いに成長できる環境です。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

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