特集・記事
クラーク記念国際高等学校
秋葉原ITキャンパス
プログラム活用校であるクラーク記念国際高等学校 秋葉原ITキャンパスのインタビュー記事が通信制高校向け情報誌「月刊学びREVIEW」5月号に掲載されました。
プロの本格指導で全国高校eスポーツ選手権“準優勝”
意識高まり、遅刻生徒が皆勤賞に
クラーク記念国際高校では、すべてのコースで受講に面接試験と筆記試験を設けるが、eスポーツは他専攻より基準を高くしており、特に英語力を問う。授業は週3回で計9時間。プレイヤーやマネジメントで活躍する2名のプロが指導にあたり、チーム編成も「仲良し組」ではなく、講師陣が戦略的に選考する徹底ぶり。生徒も「遊びじゃない」と身を引き締める。練習場所には、近くのeスポーツスタジオも使用する。一方で、専攻生は約30名いるため、多くは教室に導入したガレリア(GALLERIA)を使用。
生徒はコーチからプロとしてのノウハウも指導されており、プレイに対する向き合い方、精神統一の方法、戦略の考え方など高度なテクニックを擁する。「ガレリア導入がなければコースとして成り立たない」とコース責任者の笹原圭一郎教諭は話す。生徒は個人でゲーミングPCを持つことが原則だが、学校にスペックが同等以上のPCがある環境に満足感を示す。学校のPCが自宅より劣れば意欲も下がるだろう。
練習の時間制限は設けないが「遅刻せず毎日登校」が約束。遅刻の多かった生徒が皆勤賞にもなった。
3年 山田捷斗さん(ponkotu23)
全国大会出場を経験して、強気にアグレッシブなプレイができるようになり、上手な人とも戦えるようになりました。自分に自信がつき、それまではあまり人の会話に入っていけなかったのですが、冷静に自分の意見をはっきり言えるようになりました。
3年 大村尚さん(Funahwi)
最初に所属していた専攻で挫折してしまったのですが、eスポーツ専攻と出会いもう一度頑張れるチャンスを得ました。全国大会ではリーダーを経験し、様々な面で率先して行動できるようになりました。プロから専門的に学んでいることで、試合でも実力の差を実感します。
2年 田中勇輝さん(Nanabito)
入学して半年後にeスポーツ専攻に異動したのですが、その分一生懸命努力し学力もゲームレベルも上がりました。先生もその努力を認めてくれ、全国大会にも出場できました。大会では自分に足りない部分に気づけ、特にメンタル面が強くなり、緊張もしなくなりました。
2年 鬼島至雄さん(siroshi15)
学校に行けなかった中学時代、唯一熱中できたものがゲームでした。学校探しで「eスポーツ専攻」を見つけ、完全に一目惚れでした。1年生での大会出場は大きな経験。みんなのおかげで自分らしくプレイでき、それ以降、様々な場面で自分に度胸がつきました。